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  いにしえには中央政権が羨むほど栄えたという「中つ国」、吉備の国の中核には常に母なる川「高梁川」が
  ありました。黄色い土の宝物という意味の「吉備」の国には高梁川がもたらしたあまたの恵みが溢れていま
  す。そしてまた、海外文化の流通路といえる瀬戸内海この2つの水が育んだ国であるといえます。また、古
  い言い伝えには高梁川に龍が棲んでいたと言われています。それはある時は人々の命や財産を奪う暴れ川と
  して、ある時は人々にあまたの恵みを与えた母なる川として、私たちが暮らす地の軸として存在していた証
  です。更に、この川は不思議と「1」という数字に縁があります。その流域を構成する支流の数は111本、偶
  然にも流路延長111km、流域で暮らす人々の数111万人、岡山でNo.1、山陽地方でNo.1、吉備のくにでNo.1、
  の流水量を誇る一級河川です。
  私たちは、高梁川という豊穣の龍神が与えてくれた、豊かな地「吉備のくに」に暮らし、この地の足元に眠る、
  数多くの宝を形にすることをなりわいとする、ものづくりに関わる「龍の末裔」として、これからも母なる川、
  龍神に想いをはせることを忘れることない存在として生きてゆきたいのです。

  ものづくりに関わる企業は、その発生・発展・開発商品が地域特有の気候・風土・歴史・文化に大きく影響を
  受け派生しています。すなわち、土着企業の生き残るための工夫こそが、地域と密接に結びつき、固有文化を
  形成するものなのです。

  高梁川流域に点在するものづくりの企業40社が、国民文化祭の9日間、倉敷アイビースクエアのアイビー学館
  にて、企業文化に焦点をあてた地域文化の展示を行います。

  開催地の倉敷美観地区は、過去の資源を守るだけでなく、今に生きる我々が新たな文化を育もうとする機運が
  高まる地域です。参加企業は、老舗の企業だけでなく、時代の変化を捉え、新たに次世代へ受け継がれるもの
  をつくる企業が参加。来訪者に対して、企業イメージ(創業・経営経緯・事業展開・将来ビジョンなど)や商
  品開発のエピソード、商品紹介(販売も可)を行います。

  また、大原總一郎氏が提唱された「高梁川流域連盟」の主旨を理解するならば、県内一の集客力を持つ美観地
  区で、今後、広く流域の情報を発信できる拠点施設として、アイビー学館が利用される事が望まれます。本来、
  アイビー学館は、アイビースクエア改修時の3つのコンセプト「工房・考房・交房」のうち「考房」を目的と
  して整備された施設であり、地域住民や観光客が深く地域の風土・歴史・文化を学べる展示を目指す施設であ
  るべきです。 さらに、広域観光の拠点として流域の観光情報〜地域文化〜企業文化までも学べる施設として、
  今後も利用されるべきことを広く認知してもらい、今後の活用に繋がる活動として展開します。

2010/08/15 更新